ボールリアクションのチューンアップ
(ボウリングマガジン 2014年5月号から引用抜粋)

現在使用しているポールが「思ったほど曲がってくれない」とか、
その反対に「曲がりすぎてしまい、うまくアジャストできない」といった経験をお持ちの方も多いはず。

今月は、ポールリアクションに対する様々な悩みやトラブルにお応えします。
ただし、これを読んだからといって、自分だけで解決しようとすることはおすすめしません。
ここで挙げた例は、ドリラーのアドバイスが必要な専門的部分も多く含んでいます。
これらの症状で当てはまる項目が一つでもあったら、使用中のポールでの投球をしっかり観察してもらった上で
ドリラーとコミュニケさションをとりながら解決策を見出していただきたいと思います。


ボールリアクションのチェックポイント

ボールの動きを決める要素は3つあります。
言うまでもなくレーンコンディション、投げ方、そして3つ目がボールです。
レーンコンディションや投球上の問題で思うようにいかない場合は、ボールにリアクションを求めても解決しません。
そこで投球者の立場として、常に以下の3つの重要なチェックポイントについての理解を深めてください。



◎ボールスピード

ボールスピードは、特に曲がりへの影響が大きいことを理解してください。
スピード不足による曲がりすぎや、スピードオーバーによる曲がり不足があり、
ドリルレイアウトの際に加味しなければならない重要な要素です。
初速で時速27〜30キロ程度が適正スピードで、それ以上でも以下でも的確な
ピンアクションが起きにくいので、自分のスピードはどの領域なのかを把握することも大切です。



◎アクシスローテーションとアクシスチルト

ボールの進行方向に対する回転方向を「アクシスローテーンョン」、
レーンに対する回転軸の傾きを「アクシスチルト」と言います。
ボールの曲がりにおいて、特にアクシスローテションの大きさは重要ですが、
これはリリース時のフィンガーのポジションがどの位置にあるかによって決まる、投球の要素です。

進行方向と同じ方向の回転角度を0度とすると、進行方向とは直角の回転方向が90度となり、
90度に近いほどフックポテンシャルは大きくなります。
したがって0度に近いリリースでは、たとえ曲がりの大きいボールを使用したとしても曲がりは小さくなってしまいます。



◎回転数

回転数が多ければ、それだけレーンの摩擦を受けるため、手前からの曲がりは早くなり、
反対に少なければ曲がりは遅くなります。
ただし、自分の回転数が何回転かを即座に答えられる人はそう多くはないでしょう。
そこで、ボールに白いテープを貼って動画を撮影したり、第三者に見てもらうなどして、
回転数を計ってみることも必要です。

実験してみると、10回転ポウラーと17回転ボウラーでは、同様のフレアポテンシャルを求めると、
コアアクシスアングル(PINIPAP問の距離)を2インチ変えなければなりません。
それほど回転数の影響を加味しなければならないのです。





症状別対処法  ページの1番上に戻ります♪

ここからは具体的に問題点への対処法を提案していきます。
自分だけで対処できないことやレイアウトに関しては、レイアウト図をご参照の上、
必ずドリラーにご相談ください(注=C/Aの数値はコアアクシスアングル、単位インチを表す)。 
 ●フックが十分でない/曲がりを増やしたい『図1』 
 ●ボールリアクションが早すぎる/曲がりすぎる『図2』
 ●スキッドの長すぎを抑えたい『図3』
 ●スキッドを増やし、曲がりをシャープにしたい『図4』
 ●レーン手前から動きすぎて、ロールアウトする『図5』
 ●バックエンドの曲がりが強すぎて、コントロールしにくい『図6』 
 ●スキッドが長く、バックエンドの動きがたりない『図7』
 ●オイリーゾーンでは滑り、ドライゾーンでは過敏に反応する『図8』
 


●フックが十分でない/曲がりを増やしたい『図1』  ページの1番上に戻ります♪
※対策
 オイル上のトラクションを増やし、曲がり出しを早める。

※ポール選択
 現在よりもフックポテンシャルが大きく、動きが激しいボールを持つ。

※カバーストック
 ソリッドリアクティブまたはハイブリッド系を選択。

※RG  2.460〜2.500

※ΔRG  高ΔRG≦0.050

※表面加工
 サンディング(1000〜2000番程度のマット仕上げ)か
 粗めのグリットポリッシュ仕上げ。

※レイアウト
 ピンダウンの前提で、対称コアでは(C/A=4〜4-1/2)
 非対称コアでは、マイバイアス角を(30°〜45°)
 VAL角を(60°〜70°)に設定。

※エキストラホール  必要に応じてハイフレアポジション。 

           


●ボールリアクションが早すぎる/曲がりすぎる『図2』  ページの1番上に戻ります♪

※対策
 ボールのスキッドを長くして、全体の動きを減少させる。

※ボール選択
 現在よりもフックポテンシャルの小さいボールで、
 動きを抑えた表面素材を選択する。

※カバーストック
 リアクティブパール系素材かピュアウレタン。

※RG  中〜高RG2.530以上

※ΔRG  中〜低ΔRG≦0.040

※表面加工
 ハイグロスポリッシュ仕上げ(3000番から4000番)、
 ファクトリーポリッシュ仕上げ。

※レイアウト
 対称コアはピンアップで(C/A=5〜5-1/2)。
 非対称コアはマスバイアス角を(70°〜90°)、
 VAL角を(40°〜50°)程度に設定。

※エキストラボール  必要に応じてローフレアポジション。

   


●スキッドの長すぎを抑えたい『図3』  ページの1番上に戻ります♪

※対策
 レーン中間部(20〜40フィート)で動きが出るようにする。

※ボール選択  現在使用中のボールより、トラクションの強い素材のボールを持つ。

※カバーストック
 ソリッド系、もしくはハイブリッド系。

※RG  低RG2.460〜2.530 

※ΔRG   ≦0.050

※表面加工
 1000番〜2000番のミッドレンジでスタートし、徐々に調整をする。

※レイアウト
 対称コアはハイフレア(C/A4〜4-1/2)
 非対称コアは、ピンダウンでマスバイアス角を(45°〜10°)
 VAL角を(70°)に設定。

※エキストラボール  必要に応じてハイフレアポジション。

   



●スキッドを増やし、曲がりをシャープにしたい『図4』  ページの1番上に戻ります♪

※対策
 レーンフロント部、中間部でのスキッドを強化する。

※ポール選択
 スキッド&スナップ系のクエンドレスポンスの早いボールを選択。

※カバーストック
 リアクティブパール系り

※RG  中〜高RG2.530以上

※ΔRG  中〜高ΔRG0.048〜0.056 

※表面加工
 3000番のファクトリーボリッシュ仕上げでスタートし、徐々に調整。

※レイアウト
 対称コアの場合、ローフレア(C/A≦5)でピンアップ。
 非対称コアはマスバイアス角を(60°〜70°)、
 VAL角を(30°)以下に設定。

※エキストラボール  必要に応じてハイフレアポジション。





●レーン手前から動きすぎて、ロールアウトする『図5』  ページの1番上に戻ります♪

※対策
 スキッドを長くさせる。

※ボール選択
 スキッド&スナップ系かスキッド&アーク系ボール。

※カバーストック  ソリッド、ハイブリッド、パール系。

※RG  中〜高RG2.500

※ΔRG  ≦0.050 

※表面加工
 4000/4000ファクトリーフィニッシュ。

※レイアウト
 対称コアはローフレア(C/A≦5)でピンアップ。
 非対称コアはマスバイアス角を(70°〜90°)、
 VAL角(30°〜40°)に設定。

※エキストラボール  必要に応じてローフレアポジション。






●バックエンドの曲がりが強すぎて、コントロールしにくい『図6』  ページの1番上に戻ります♪

※対策
 バックエンドの曲がりを抑えめにする。

※ボール選択
 アーク軌道で、バックエンドはスローレスポンスのボールを選択。

※カバーストック  パーティクル、ソリッドリアクティブ、ピュアウレタン系。

※RG  低〜中RG≦2.530

※ΔRG  ≦0.040

※表面加工  3000〜4000番マット仕上げ。

※レイアウト
 対称コアの場合、ローフレア(C/A≦5)でピンダウン。
 非対称コアはマスバイアス角を(45°〜10°)
 VAL角を(70°)程度に設定。

※エキストラボール  必要に応じてローフレアポジション。 





●スキッドが長く、バックエンドの動きがたりない『図7』  ページの1番上に戻ります♪

※対策
 手前の転がりを強め、バックエンドリアクションをアグレッシブにする。

※ボール選択
 トラクションの強いストロングアーク形状のボールを選択する。

※カバーストック
 ソリッドリアクティブ系またはハイブリッド系

※RG  低〜中RG≦2.500

※ΔRG  ≧0.050

※表面加工
 1000〜2000番のマット仕上げでスタートし、徐々に調整。

※レイアウト
 対称コアの場合、ピンアップでC/Aを(4〜4-1/2)。
 非対称コアはマスバイアス角(45°〜10°)、
 VAL角(30°≧)のピンアップ。

※エキストラボール  必要に応じてハイフレアポジション。




●オイリーゾーンでは滑り、ドライゾーンでは過敏に反応する『図8』  ページの1番上に戻ります♪

※対処
 レーン手前の摩擦を強め、アーク軌道のボールを選択。

※ボール選択
 オイルに強く、バックエンドでの安定感あるアーク形状のボールを選択。

※カバーストック
 パーティクル、ソリッドリアクティブ、ハイブリッド系。

※RG  低RG2.490〜2.570

※ΔRG  ≧0.050

※表面仕上げ  1000〜2000番のミディアム表面加工でスタートし、徐々に調整。

※レイアウト
 対称コアの場合、ピンダウンでC/Aを(4〜4-1/2)。
 非対称コアの場合もピンダウンでマスバイアス角を(45°)以下にして、
 VAL角は(70°) 

※エキストラボール  必要に応じてバランス調整のためのポジション。










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