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表面素材で70%が決まる
(ボウリングマガジン5月号より引用抜粋)
ボールリアクションを決定づける最も大きな要素となるのが摩擦力です。
つまりボールの曲がりに最も影響があるのは、表面素材なのです。

摩擦力を高めるなら、表面を加工すればいいのでは?
と思われがちですが、たとえばポリエステルボールの表面をサンディングしても、
リアクティブの摩擦力は超えられないことは実験で証明されています。

図1のように摩擦力が強い順に、ボールを並べてみましょう。





パーティクル 
最近はパーティクルという表現をあまり見かけなくなりましたが、
ベースとなるリアクティブに固形添加物混入したものはパーティクルと分類されます。
ナノ添加物などもこの中に入り、表面摩擦(トラクション)が最も大きい素材です。




ソリットリアクティブ 
昨今、オイルの多いコンディションで最も効果的とされている表面素材です。
固形添加物やパール添加物を一切含まず、着色顔料のみの素材を表しています。 




ハイブリッド
このところ注目されている素材で「ソリッドリアクティブでは噛みすぎるが、リアクティブパールでは走りすぎる」 
という両極端を解消するために、それぞれを適度に配合し、使い勝手を広げる目的で開発されました。
それぞれの配合率によって、ソリッドに近い動き、パールに近い動きが求められます。




リアクティブパール
ベースとなるリアクティブに、パール添加物を加えることで摩擦力を抑える動きをし
スキッド(滑り)を強める効果をもたらします。
レーン手前のオイルが減りはじめる、ゲーム中盤から使いたい素材です。




ウレタン
リアクティブが開発される以前の素材です。
オイル上とドライゾーンの摩擦力の差が少ないのでコントロールがしやすく、
最近ではオイルが短いコンディションや、
レーンの奥がドライでボールの動きが急激に変化するようなときに使われています。



ポリエステル(プラスチック
ペットボトルなどに使われているポリエチレンテレフタートと同類の素材です。
最も摩擦力が低いので、最近ではスペア用のボールとして重宝され、PBAの選手でも90%近くが使用しています。


以上がカバーストックの大まかな特性ですが、最近ではパールの中にもソリッドを超える
素材のボールが出てきたりしていて、開発の動向に注目する必要があります。






表面仕上げでスキッドを調整する 
スキッドとはボールの横滑り現象を表す言葉で、スキッド距離が長ければフッキングポイントは奥に、
短ければ手前になります。
ボールの回転エネルギーを保つために、重要な役割を果たしています。

ボールの工場出荷時の表面仕上げを「箱出し仕上げ」といい、最近のカタログには
最終仕上げに至るまでのプロセスが表示されることも多くなりました。

ボールの表面仕上げは、カバーストックの性能(摩擦力)を箱出し状態から
強めたり、弱めたりする役割があり、スキッド調整には欠かせません。
ただし、はじめに述べたように、カバーストックの選択が優先順位の一番であることを忘れてはいけません。



サンディング
アラブロンパッドまたはマイクロパッドなどのパッド製品で表面を研磨することをマット仕上げといい、
レーン手前のオイル量に合わせてスキッドを調整します。
オイル量が多ければ、スキッドを短くするため粗めに、少ないときは細かい番手に調整します。
粗さの番手は180番から4000番まで約10段階あり、目的に合わせて選びます。
ただし大会のルールでは、最終表面仕上げは320番より粗く仕上げることは違反となるのでご注意ください。




ファクトリーポリッシュ
箱出し最終仕上げでボールがピカピカに磨かれている状態をポリッシュと言います。
メーカによって多少の違いはあるものの、液状の研磨剤を使用して表面に光沢を与えることでスキッドを伸ばしたり、
レーン奥での反応を早める効果があります。
光沢の違いはあるものの、ハイグロスポリッシュやラフバフなども、これらの研磨剤の仲間と考えていいでしょう。

 
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(参考資料 日坂氏制作の2013JBCドリラーセミナー資料より)


カバーストックのテクスチャー
●リアクティブの3つの主な構成素材
イソシアート…基礎となるポリウレタンを造るのに用いられる化合物
ポリオール…基礎となるウレタンを造るための原料
プラスティザイザー…基礎のウレタンをリアクティブへ変化させるための可塑剤であり
オイルの浸透性を高めたり、表面のキメや硬度に影響を与える為の添加剤

 


プラスティザイザー(可塑剤)の役割
※ピュアウレタンをリアクティブに変えるために用いられる添加剤
※樹脂を軟化させて成形しやすくする
※オイルの吸着性を高め、表面硬度を設定する
※表面にミクロ単位のキメを造る(凹凸を造る)
※ボールリアクションの増加や減少




可塑剤とカバーストックの相互作用で、生じた微細穴






サフェーステクスチャー
※化学合成によって様々なミクロレベルの粒子形状を形成する

※カバーストックのパフォーマンス劣化の目詰まりや変質を抑えるために薬品に漬けることで
よりオイル吸収を高める製法
EBONITE傘下各社 ブランズウイック



storm社
固形添加物によるテクスチャー

※固形添加物をナノレベルまで細かくしたものを混入することで
化学合成によって作られた凹凸の途中にさらに細かい突起を生み出す製法
リサフェイスすると新しい山が出てくる、泡の集合体が山の元










ここからはエボナイト社の工場のカバーストックの進化



1 大と小の差が多い




2大と小が同じで均一




3大を多くしたもの




4もっと大きくしたもの




5粒が大きくてそろってる




ナノ=100万分の1ミリメートル


こちらはTrackの数字シリーズのカバーストック
粒子の粒が大きいほどキャッチが強い








リアクション劣化(リアクティブ)
※オイル浸透の水路にオイルや汚れが溜り、リアクションが低下する




リアクション劣化(パーティクル)
※パーティクルの小片が抜け落ちることで、リアクション低下を起こす





オイル抜きの重要性
※オイルは際限な吸収されるわけではなく、ある一定の深層部(1〜2ミリ程度)まで到達したオイルは
それ以上吸収されなくなり、結果として摩擦力が低下する。
※飽和状態になったオイルを除去しないと新たにオイルを吸収する能力が無くなってしまう。
※飽和状態になると体温でも表面にオイルがにじみ出てくる。


摩擦を保持するもう1つの要素
Ra Rsについて
※ボール表面のミクロ粒子の凹凸に関しては製造上の規定があり
凹凸の深さの中間地点の数値がRa値(ラフネスアベレージ)で
山と山の距離、つまり密度を表してるのがRa値である。
※Ra値には製造上の規定があり、箱だしで50マイクロインチ以下の凹凸であることが
規定されてるが、Rs値には特に規定がない


【単位換算】
1ミクロン=1マイクロメートル(μm)=0.001ミリメートル
0.0254マイクロメートル=1マイクロインチ(μin)
50マイクロインチ=1.27マイクロメートル(ミクロン)

1マイクロメートル=39.370マイクロインチ
1ミリメートル=1000マイクロメートル=39370マイクロインチ





GB系カバー以前のTR系(トラクション0.48)を進化させたオイル吸着系カバーストック
までは滑らかな粒子により設置面を広げトラクションを増加させるテクノロジーでしたが

GBの後につく数字は、実は2時間あたりのオイル吸収量をグラム単位で表したもらしいです。
ザ・ワンはGB10.7だから2時間当たり10.7gのオイルを吸収する。
インフィニットワンはGB12.1だからザ・ワンよりもオイルに強く、
しかも表面加工が#500番のサンド加工ということで
非常に手前から噛む(曲がろうとする)ボールということになる。




XL1000までは、それぞれの単位の粒子での
トラクションをコントロールできるテクスチャー技術でしたが
最近はナノサイズから大きなポリマーの結束集合体を組み合わせ
より複雑に構成させることでバックエンドモーションを強めたり
パフォーマンス寿命を延ばしたり
これらの粒子の組み合わせで摩擦力調整の
新しいメカニズムテクノロジーへ進化しています



この技術により今までは物理的な摩擦(トラクション)から
(研磨パットで凹凸の溝をつくりスパイクタイヤみたく)
ケミカルフリクション(科学的な摩擦)へと進化を遂げました
ポリマー集合体をくっつけて表面の凹凸を作るので
カバーストックの種類がちがうと
4000アブラロンでもトラクションが違うとなるわけです






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     以下製作中 随時公開予定
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